補償システムの案内
JCC近畿支部標準補償算定システム
今回、下記機能が追加されましたので紹介いたします(R3.10.4)
- 用材林調査データのインポート機能を追加
- 単価入れ替えの際、標準単価以外の単価を消さない設定を追加
- 諸経費込み直接工事費があった場合の算定に対応
Excelなどで入力・整理した調査結果を、システムに取り込めるようになりました。
標準単価以外の単価は、入れ替え忘れを防止する理由で消されていましたが、消さない設定ができるようになりました。
よって、新年度標準単価の公表前に積算を進め、標準単価公表後、標準単価のみを入れ替えることができるようになりました。
大阪ガスや浄化槽清掃費など、諸経費込みの直接工事費があっても、同じ直工費計算書のなかで算定し、建物移転料の取りまとめができるようになりました。
令和3年度版をリリースしました!
前年より全国仕様での規定様式にも対応しています。
作図算定の単一システムなので、テレワーク利用に最適!
当近畿支部では「近畿支部標準補償算定システム」を独自開発し、会員の統一ソフトによる運用を推奨しております。官公庁様に対しましては、このシステムを使用した成果品仕様の採用、及び再算定業務などのデータ利用についての要望活動を行い、ご理解を頂いております。益々、複雑化する補償金算定業務について、違算を防止するためにも是非活用をご検討ください。
(令和4年度要望書より)
近畿支部標準補償算定システムの採用について
一般社団法人日本補償コンサルタント協会近畿支部では、受注業者の用地調査業務における成果物の品質の向上と業務効率の向上を図るため、さらには、「見やすくて分かり易い成果物」とするため、各種様式の統一化による補償金額算定の標準化を行うことを目的に、近畿地区用地対策連絡協議会の様式を規準とした「近畿支部標準補償算定システム」を独自開発し、会員統一のソフトとして「物件部門」に登録する大方の会員が運用しているところです。
また、システムの操作性や能率の更なる向上をめざして、システム研修会などを通じて改良点改善点などの研鑽を続けており、新しく制定された「建物移転料算定要領」にも準拠するよう改善を施したところです。それぞれ個別の様式を採用されている起業者もおられますが、当システムによる、成果物の納入についてのご検討をお願いいたします。
システムの主な特徴
あらゆる物件の算定が可能です!
- 特に、建物算定では精度向上とスピードアップが期待できます!
- 再算定による「単価入替」も、僅かな時間で手間いらず!
- 面倒な廃材処理も、建物・代価表・工作物も含めて各起業者仕様で詳細に集計!
- 補償算定の一連はもちろん、業務に合わせて部分使いが可能なシステムです。
- 受注業務・所有者単位でデータを管理し、受け渡しはそのままメール送信が可能!
- 図面はSXF・DXFに読み書き対応、帳票はExcelに変換可能!
- ネット認証の使用ライセンス方式を採用!インストール台数には制限なし!
- 社内でも算定仕様の標準化とデータの一元管理ができ、管理者不要です。
- 基準・単価変更でも社内でのメンテ作業は手間いらず。人件費も経済的です。
- データの排他制御を搭載!複数の作業者による同時進行も可能です。
<木造建物CAD>
■補償に特化した専用CADの充実した機能
■図面を作成しながら数量計算式を確認
■図形の修正に併せて、集計表や数量根拠が自動変更
■同じ仕上げは、ドラッグアンドドロップで簡単複写
■建具番号は同一規格同一番号も含めて自動設定
■その他にも多彩な汎用機能で図面作成を支援
<木造建物積算>
■木造建物CADからの完全連動で、数値の変更もリアルタイムに処理が可能!
■仕上げの設定は、部位ごとに用意された中から簡単選択
■CADと連動利用しなくても充実した機能を用意
■合成単価(代価表作成)にも対応
<非木造建物積算>
■用途・構造等による雛形を利用すれば入力手間を削減
■入力済みの数量を利用すると、修正の際も同時変更
■煩わしい「廃材運搬・処分費」の算定も一気に解決!
<工作物・立木・動産・移転雑費>
■工作物…最新の附帯工作物調査算定要領に対応済み
■立木…「調査書・算定書」が調査表入力と同時に作成ができ作業効率は抜群
■用材林…項目区分別に集計が可能。複雑な基準適用や単価入れもスムーズ
■動産…調査エリア別に集計し、体積・重量別に台数の算出が可能
■移転雑費…一連のシステムに連動し、集計表と連動します
サポートサービス
◆近畿支部主催によるシステム操作研修会を毎年行っています。実務レベルで使える研修を行います。令和3年より、Web方式の研修を開催し、好評を頂いています。
◆導入・使用についてはシステム開発会社による経験を積んだ専門スタッフが対応します。
◆年間サポート契約のご締結により、操作等に関するお問い合わせ対応、最新版プログラムの更新やメールによる各種情報のご提供等、充実したサポートサービスが受けられます。
補償実務者のアイデアが生かされた期待のシステムです
「近畿支部標準補償算定システム」は、近畿支部・補償システムIT委員会(旧・システム部会)が、近畿全府県に対応した実務者による基準運用の研究を重ね、様式の開発とシステムの監修を行った近畿支部独自の補償システムです。建物・工作物はもちろん、立木(庭木・用材林)、移転雑費の算定まで可能なシステムは、物件調査算定を行っている会員の多くが既に導入を済ませ、会員に限らず年々に導入数が増え続けています。
本システムは、会員・非会員・官公庁様を問わず導入頂けます。
導入の申込みとご相談は、下記までご連絡ください。
(一社)日本補償コンサルタント協会 近畿支部・事務局
TEL 06-6949-0805 FAX 06-6949-0816