「ほっこりティータイム」
内外エンジニアリング株式会社
堀本 隆司
ふだん会社ではコーヒーを飲んでいる私ですが、休日はモーニングコーヒー以外、3時のティータイムは紅茶を飲むことが多いです。
紅茶と言えば、紅茶好きで知られる人気ドラマ『相棒』シリーズ(テレビ朝日系)の主人公・杉下右京さんを思い起こします。ドラマでは、紅茶のポットを高く持ち上げ、カップに注ぐ姿がいつも気になっていました。
ちなみに、あの入れ方は、水谷さん自身がどれだけ高くから入れられるか試してみたくなったのがきっかけだったそうです。
私のお気に入りの紅茶は、アールグレイです。アールグレイは、ベルガモットで柑橘系の香りをつけた紅茶でフレーバーティーの一種です。味はあまりしませんが香りがとても良いです。
紅茶を飲むと体があったまり、ほっこりします。この感じはコーヒーではなかなか味わえません。
ところで、お茶の始まりは、中国からということをご存知ですか?イギリスというイメージの強い「紅茶」も、中国からオランダを介してイギリスへと伝わりました。
現在、世界中で生産されているお茶のうち、約8割が紅茶といわれています。
◇ロイヤルミルクティーは日本独特のもの
ロイヤルミルクティーと聞くと英国王室のイメージがありますが、実はこれは日本独特
の名称です。ミルクをたっぷりと使った贅沢なミルクティーという意味合いで
使われています。
イギリスでロイヤルミルクティーを注文しても通じません。
◇アイスティーはアメリカ生まれ
1904年の夏にアメリカで開催された万博の紅茶の展示館で、試飲会を行って
いましたが、真夏の紅茶は不人気だったため、紅茶に砕いた氷を入れて提供すると
大好評となり、これがきっかけとなりアメリカで人気の飲み物となりました。
◇紅茶をおいしくする水
紅茶をおいしく入れるなら水選びも重要です。
紅茶の味や香り、水色は紅茶の主成分であるタンニンが水に含まれるカルシウムや
マグネシウムなどのミネラル分と化合することで生まれます。
これが「硬水」と「軟水」の違いです。
◇日本の水は軟水 ◇イギリスの水は硬水
オススメ紅茶は「ダージリン」 オススメ紅茶は「アッサム」
軟水で入れる紅茶の特徴 硬水で入れる紅茶の特徴
・色は明るい ・色は黒っぽい
・渋みが強い ・香りは弱い
・香りが強い ・こくが出る
最後に、紅茶は様々な嬉しい効果が有りますので紹介します。
◇リラックス効果
・「カフェイン」の効能には利尿作用、覚醒作用、大脳刺激作用、疲労回復作用がある
と言われており、疲れやイライラなど、ストレス解消にもいい。
・紅茶のうまみと甘みを醸し出すアミノ酸の一種「テアニン」には、脳波の一種である
α波を増加させ、リラックス効果をもたらす作用を持っている。
◇殺菌効果
・「タンニン」には、老化を防ぐ抗酸作用、殺菌作用がある。
・近年ではインフルエンザの予防に効果的な殺菌作用をもたらすことから、
お茶でうがいすることが推奨されている。
・紅茶には、風邪ウイルスの活性を抑え、感染を防ぐ働きもあります。
◇脳を活性化
・紅茶や緑茶を飲んでから30分以内ですでに、記憶力や決断力など脳の神経活動が
著しく増す。
・どの成分のおかげなのかははっきりしていないが、フラボノイドとして知られる酸化
防止剤が起因しているようだ。
・1日の適量は、チョコレート10g、ワインはグラスワインの半量、紅茶4~5杯と
している。
・前頭葉を活性化し、論理的思考力、表現力、創造・想像力を高めて、 相手との会話を
弾ませるのに効果的な飲料。
おいしくて、リラックスできて、しかも体に良い紅茶。
皆さんも休日にほっこりティータイム、ぜひやってみて下さい。